建設ディレクター、
二人体制の連携プレーが定着

CASE of 新陽工業株式会社(三重県)

建設ディレクター、二人体制の連携プレーが定着

導入当初から二名で採用されたのでしょうか

最初は一名の採用からとの意見もありましたが、技術者と建設ディレクターが遠慮しあって建設ディレクターが孤立してしまっては意味がないので、思い切って二名の採用を決めました。結果、それだけが理由ではないと思いますが、今では技術者たちともコミュニケーションをしっかりととり、良好な関係を築けているようで安心しています。

―導入の際に工夫されたことは何ですか

業務の洗い出しとして、導入に向けて技術者たちを集め、業務内容をカードに書き出し、どの業務をリモート化できるか話し合いの場を設けました。それにより、すぐにでも建設ディレクターに業務を移管できるものと、今後取り組んでいってもらいたいものに大別することができました。それを元に「OJT計画表」を作成し計画に沿って一年をかけて業務を移管していきました。

―建設ディレクターと工事の関わり方を教えてください

一人がひとつの工事を担当するのではなく、数件かけ持つという形をとっています。これはバックオフィスからの支援体制を形成するにあたり、個人主義になりがちな技術者を繋ぐ「ハブ」的役割を担ってもらいたいという当初の考えからきています。建設ディレクターという「ハブ」で一旦情報を集約し、それをすぐに他工事へ反映、共有させる。将来的には全ての工事に横断的にかかわり情報の一元化を図ってもらいたいと構想しています。

―各個人の特技を生かした役割分担を教えてください

現場書類業務の約60%を約一年をかけて移管し、二人それぞれオールマイティに対応している状況ですが、プラスαの部分で一人はSNSなどの対外的なPRを、もう一人はオンラインやアプリのシステム操作を積極的に担ってくれています。良い意味で二人とも全く違うタイプですので、それぞれの得意分野でお互いを補い合い上手く連携してくれていると感じています。今後建設ディレクターを増員するとすれば、それぞれの適性をみて建設ディレクターの中で分業化していく体制を作っていきたいと思っています。

御社ならではの環境整備を教えて下さい

若い世代も働きやすい会社を目指したいと考え、福利厚生・制度の充実は力を入れていることでもあります。休暇制度や手当はもちろん、多様化した働き方に対応できるよう、短時間の有給申請や、時短勤務、在宅ワークといった制度を取り入れています。それが可能となるようにグループウエアの導入といった、社内環境の整備も強化しました。現場との連携を図るため、オンラインミーティングの活用など、リモートのコミュニケーションを円滑化し、「現場にいないと」や「会社に戻らないと」を減らしています。他に、集中力を高めるため社内で音楽を流し、リフレッシュしてもらうために社屋に屋上テラスを設けるなども行っています。

CASE DETAIL
企業名 新陽工業株式会社(三重県)
WEBサイト https://shinyo-kogyo.com/
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