導入事例CASE
清水社長
全国建設青年会議に登壇した建設ディレクター協会理事長の講演を聞いたことが、建設ディレクターを知ったきっかけです。当時、当社では女性技術者の採用も進めていましたが、いきなり技術者として現場の最前線に立つことには、本人にとっても会社にとってもハードルが高いと感じる部分がありました。その点、建設ディレクターは『現場に近い場所で、現場を支える役割』です。現場に行きながら支援業務を担えるという点で、女性が無理なく活躍できるポジションだと感じました。
清水社長
講習を受けてもらったのは寺山さんと石垣さんの2人です。寺山さんは事務系業務の経験があり、石垣さんは技術者として現場経験がある社員です。『現場経験がある人ならできるのは当たり前なのか、本当に未経験に近い人でも務まるのか』将来を見据えて、いろいろなケースを想定したかったという思いがありました。
寺山さん(建設ディレクター)
建設ディレクターは新しい役割なので、講習を通じて『正解を学ぶ』というよりも現場でどう機能させていくかを考えるきっかけになりました。未経験に近い立場の私でも担える役割なのか不安でしたが、実務を通じて確かめることができました。
石垣さん(建設ディレクター)
現場代理人として土木工事を専門に約3年間現場で仕事をしていましたが、正直、知らないことばかりでした。積算や施工計画についても現場で経験してきたとはいえ、改めて学ぶと『ここまで理解できていなかったんだ』と気付くことが多かったです。グループワークでは、経理経験の人やまったくの未経験の人もいて、スタートラインはみんな同じだと感じました。不安もありましたが、『一から学んでいいんだ』と前向きに捉えることができました。
石垣さん(建設ディレクター)
施工計画書の作成やひな型づくり、写真整理、完成書類のとりまとめなど、現場の支援業務を中心に担当しています。現場に行けるときは、実際に足を運んで流れを確認するようにしています。実際に現場を見ておくことで、『次はこれが必要になるな』と先回りして準備できるようになりました。書類作成についても、現場の状況を踏まえた内容でまとめられるようになってきたと感じています。
小野さん(現場代理人)
以前は、現場が終わってから書類を作成するのが当たり前でした。夜遅くまで残ることも多く、正直つらかったです。今は建設ディレクターが書類や写真整理を担ってくれるので、現場代理人は発注者との協議や段取りといった、本来やるべき仕事に集中できています。働き方が大きく変わりました。
清水社長
一通り現場を経験し、業務をイメージできるレベルに到達したため、石垣さんにはフルリモートワークを試験的に進めてもらっています。Teamsでの始業連絡やチャットでのやり取り、写真共有などもスムーズで、現場からも不安の声はありません。
石垣さん(建設ディレクター)
通勤時間がなくなった分、業務に集中できています。チャットで現場の状況を聞いたり、写真を送ってもらいながら、施工計画書などの作成業務を進めています。現場との連携不足にならないように日々コミュニケーションも取ってます。
石垣さん(建設ディレクター)
業務が属人化しないよう、手順やフォーマットを整えることを意識しています。誰が担当しても同じ品質で仕事をできるようにすることが、今後の課題です。
小野さん(現場代理人)
最初は『やって見せて、やらせて、フォローする』という形で指導しています。現場を理解した上で建設ディレクターを育てることが、結果的に一番の近道だと感じています。
清水社長
会社見学で『建設ディレクターとして働きたい』という声が寄せられるようになりました。得意分野は人それぞれなので、まずは得意なことから任せ、興味があれば領域を広げていけばいいと考えています。建設ディレクターは、技術者へのステップにもなり得る役割ですし、ライフステージに応じた働き方を選べる仕組みでもあります。

清水社長
今後は、書類作成の半自動化や業務のさらなる効率化を進めていきたいです。将来的には、本社にいながら複数現場を支援する体制や、自宅を拠点に働く選択肢も広げていきたいと考えています。
建設ディレクターは、現場と人を支える重要な存在です。この取り組みを通じて、建設業の働き方を少しずつ変えていければと思っています。
石垣さん(建設ディレクター)
現場担当者によって業務の進め方が変わらないように、手順やフォーマットを整理していきたいと考えています。誰が担当しても同じ品質で仕事ができる仕組みをつくり、建設ディレクターの業務をより定着させていくことが目標です。
| 企業名 | 株式会社清水組(秋田県) |
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