建設ディレクターとは、ITとコミュニケーションで現場とオフィスをつなぐ新しい職域です。現場技術者の負担を軽減し、作業の効率化と就労時間の短縮を図る効果的な取組として「働き方改革への取組」にも繋がります。
専門スキルを身に着け、工事施工に係るデータの整理及び処理、提出書類の作成やICT業務等を行います。現場とオフィスをつなぎ支援することで、技術者が品質管理や技術の継承などに集中する環境をつくります。建設ディレクターがデジタルとコミュニケーションを駆使とし活躍する姿は、建設業に関わりのなかった人々にも「デジタルスキルを活かせる」と魅力的にうつり、多様な人材の採用につながっています。
「建設ディレクター」は、一般社団法人建設ディレクター協会の登録商標です。(登録番号:第5939693号、第6327912号)
建設ディレクターは技術者とともに施工書類やデータの作成、ICT業務を担う存在です。多岐にわたる技術者の書類業務をワークシェアし、業務の効率化をはかり、個からチームで仕事をする仕組みづくりを進めます。
建設業界に興味を持って、働きたいと考えている女性はたくさんいらっしゃいます。
そのため、建設ディレクター育成講座の参加者の約7割は女性です。女性が少ない建設業だからこそ、建設ディレクターは期待の職種として、新規雇用の創出のきっかけにもなっています。
建設ディレクターは丁寧に、早く書類を作成するために求められるITスキルを有する人材です。また、ドローン操作や三次元設計など個々の特性を生かすデジタル人材としての可能性も広がります。
企業説明会に参加する学生に「建設ディレクターになりたい」という声が増えてきたという嬉しいお声を企業様からいただきます。建設ディレクター育成講座受講生も20、30代が65%を占めるなど、若手が減少する建設業界において、建設ディレクターは新規雇用のきっかけにもなっています。
書類作成のプロフェッショナルとして経験を積む建設ディレクターをはじめ、ICT業務を得意とする建設ディレクター、施工管理に挑戦する建設ディレクターもいるなど、様々なキャリアパスが生まれています。
ライフイベントの変化にとらわれず、リモートワークで就業継続する建設ディレクターも誕生するなど、ICT活用により多様な働き方が実現しています。また、ダイバーシティが加速するなど、建設ディレクターがもたらす働き方の多様性の効果が生まれています。
30年以上にわたる建設企業のITと教育支援に関わった私たちは、全業務のうち60%を占める書類業務に追われて疲弊する技術者の姿を見た時、現場業務と書類業務を技術者一人が担わなければいけないとした結果が長時間労働の慢性化であり、技術者の成長を妨げている一因だと考えました。そこで、技術者を書類業務から開放するためには、書類業務を担う新しい職域(新たなポジション)を創出し、技術者の業務範囲の再設定が必要だと考えました。
その職域こそ、ITとコミュニケーションで現場とオフィスをつなぐ「建設ディレクター」です。
「現場」と「オフィス」をつなぐ。「経営者」「技術者」「建設ディレクター」をつなぐ。「建設業」と「社会」をつなぐ。つなげるアイコンとしてリボンをモチーフにしています。ロゴマークの普及と共に、建設ディレクターの活動が円滑な建設業界支援として浸透することを目指しています。 ※受講企業様は、名刺やウェブサイトの掲載にご利用いただけます。(ダウンロードはこちら【要ログイン】)