導入事例CASE
段専務
現在、建設ディレクターは2人在籍しています。2人とも新卒で採用し、入社当初から『建設ディレクター』という職種で位置付けています。現場と事務所それぞれで役割分担しながら業務を進めています。
段専務
テレビ番組で建設ディレクターが紹介されているのを見たことがきっかけです。『これだ』と直感的に感じました。事務に限定するのではなく、現場を理解し、ICTや書類業務で現場を支える新しい役割だと感じたからです。
また、“建設ディレクター”という名前も大きかったですね。若い人に『ちょっと話を聞いてみようかな』と思わせる響きがあり、 採用の間口を広げるためにも有効だと感じました。
段専務
一番の課題は高齢化でした。会社の平均年齢は50代後半。新卒採用もほとんど行っておらず、このままでは組織が先細りになるという危機感がありました。この状況を変えない限り、将来はないと思いました。
段専務
正直驚きました。これまでの就職説明会では、ブースに誰も来なかった年もあったのですが、建設ディレクターで募集したところ、20人ほどが話を聞きに来てくれました。仕事内容や働き方を丁寧に説明したことや“ディレクター”という名前に興味をもってくれたことが要因だったと思います。
木﨑さん
商業系の学科出身で、建設業はまったく未経験でした。学校の先生から『建設ディレクターを募集している会社がある』と紹介してもらい、仕事内容を調べる中で『自分の学んできたことも生かせそう』と思い、入社しました。
武元さん
企業説明会のジュニアワークフェアで話を聞いたことがきっかけです。仕事内容に興味が湧き、説明会と会社見学を経て『ここで働きたい』と思いました。
段専務
まず、社内の空気が変わりました。以前は落ち着いた、良く言えば“静かな”雰囲気でしたが、若い2人が入ったことで、職場に活気が生まれ、社内全体が明るくなりました。さらに監督たちは、日常的に『教える』『伝える』機会が増えたことでコーチングスキルも磨かれ、若手を育てるための土壌が会社全体で整ってきています。
仕事の面では監督が抱え込んでいた書類やICT関連業務を建設ディレクターが担うことで、現場の仕事に集中できるようになっています。全員が建設ディレクター2人を頼りにしています。
木﨑さん(建設ディレクター)
建設業界自体が初めてだったので、最初は不安の方が大きかったです。図面の見方も専門用語も分からず、『自分にこの仕事ができるのかな』と思うこともありました。ただ、現場や事務所の先輩方が『最初は分からなくて当たり前』と言って、一つ一つ丁寧に 教えてくれたので、少しずつ不安はなくなっていきました。分からないことを聞きやすい社内の雰囲気に感謝しています。
武元さん(建設ディレクター)
私は、建設業が初めてという不安よりも、『覚えることがとにかく多い』という印象が強かったです。積算、書類、建設キャリアアップシステム(CCUS)、ICTと次から次へと新しい業務が出てきて、最初は頭が追いつかない状態でした。ただ、裏を返せば、それだけ成長できる環境だと感じていましたし、少しずつできることが増えていくのが励みになっていました。
木﨑さん(建設ディレクター)
現場に出て、監督さんと一緒に工事の状況を確認しながら、役所に提出する書類の作成や情報整理を行っています。現場を実際に見ることで、書類の内容も理解しやすくなりますし、『この作業が現場のどこにつながっているのか』が分かるようになりました。最近は、現場の流れを考えながら動けるようになってきたと感じています。
武元さん(建設ディレクター)
事務所では、積算業務を中心に担当しています。併せて、CCUSの登録・管理や工事に関する各種書類の作成も行っています。数字や書類を扱う仕事ですが、その先に現場があることを考えながら、ミスが出ないよう慎重に取り組んでいます。
木﨑さん(建設ディレクター)
分からないことをそのままにしないことです。曖昧なまま進めてしまうと、後で現場や監督さんに迷惑をかけてしまうので、小さなことでも必ず確認するようにしています。一度教えてもらったことは次に生かせるよう、自分なりにメモを取るなどして工夫しています。
武元さん(建設ディレクター)
仕事をため込まないことを意識しています。自分の作業が遅れると、現場全体の進行に影響が出てしまうので、『自分のところで止めない』という気持ちで取り組んでいます。スピードだけでなく、正確さも大切にしています。
木﨑さん(建設ディレクター)
現場の方から『ありがとう』と言ってもらえた時です。また、自分の仕事が現場の負担を少しでも減らせていると実感できる瞬間や、最初はできなかったことを任されるようになった時にも成長を感じてやりがいにつながっています。
武元さん(建設ディレクター)
自分が行った積算で工事を受注できた時です。数字の仕事ではありますが、その結果として工事が動き、会社の仕事につながっていくことに達成感があります。『会社に貢献できている』と実感できる瞬間です。
木﨑さん
知識や資格を身に付けて、監督さんが安心して仕事を任せられる存在になりたいです。現場を理解した上で動ける建設ディレクターになることが目標です。
武元さん
積算やICTのスキルをさらに高めて、会社の利益や成長に直接貢献できる建設ディレクターを目指します。『任せて良かった』と思ってもらえる存在になりたいです。
段専務
単なる事務作業の担い手ではありません。現場と会社、そして将来的には建設業界全体を支える存在になってほしいです。若い世代が建設業で働き続けられる環境をつくるための重要なポジションだと考えています。
ただ、今は2人に仕事が集中しすぎています。頼りになる分、現場からの依頼も多く、少し負荷をかけすぎていると反省しています。今後は、建設ディレクターの増員や育成の仕組みづくりにも取り組んでいく必要があると感じています。
段専務
公共工事を軸にしながら、民間工事やエクステリア分野にも視野を広げていきたいと考えています。その中で、ICTやメタバースを活用し、無理なく新しいことにチャレンジしていきたいです。社員一人一人が成長を実感できる会社にし、全員が幸せになってもらうことが一番の目標です。
| 企業名 | 段建設工業株式会社(宮崎県) |
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