導入事例CASE
CASE of 株式会社鍵田組
鍵田社長:私は社員に無駄な事はさせたくないという思いから、常に無駄をなくしてパフォーマンスを最大化したく、まずはトライしてみてからフィードバックするというやり方を行っています。個々の特性を最大限に生かし、各々にフィットした働き方ができる職場を目指しています。
現場監督が慣れないPC作業での資料作成を行うのは、非効率では思っていたところ、現建設ディレクターの加藤より「現場に行って資料作成のサポートをしてもいいですよ」との声が有り、それから数現場応援を頼むことにしました。「建設ディレクター」について知ったところ、まさに加藤がやっていることだと思い、バックオフィスの書類作成業務をブラッシュアップできたらと思い導入することにしました。
國本技術者:抱えていた工事書類データを建設ディレクターの加藤さんが引き受けてくれたので、日々の残業時間が減り定時で帰宅することが多くなりました。また時間の余裕が心の余裕に繋がり、加藤さんの提案を聞いて相互にアイデアを出すなかで兵庫県初の3Dプリンターを使用した重力式擁壁の設置を提案し、工事評定点が高くなるなど目に見える結果も出ています。時間の余裕がよい方向に向いているのは勿論ですが、お互いで作業を分担、連携しているからこそ生まれる創意工夫があります。
また地域にも手厚くコミュニケーションの時間をとることができ、地域の方から対応がよかったと感謝状をいただくなど近い距離でご協力を仰げるようになりました。
建設ディレクターの存在は中長期的にも効果が高いと実感しています。
建設ディレクター加藤さん:主に施工計画書のベース作成や施工体制台帳、図面修正などのデータ作成です。外では検査に立ち会い、結果をデータにまとめています。突発的なもの、例えば発注者と協議に必要なデータ収集は技術者の指示を受けてまとめています。工事が発生したら現場事務所に常駐していますが、工事のない時は本社で他現場の補助も含めた事務業務をしています。
また建設業は資格社会なので、建設ディレクターの資格を得たことで前に出ていけるようになりました。それまでの役割では「待ち」の態勢であくまでお手伝いの域を出なかったのですが、今は何が必要なのか少しずつわかるようになり日常的に発生するものは特に指示を待たず自分でやる等、能動的に仕事が進められるようになりました。「居たらいいな」から「居ないと困る」建設ディレクターを目指しています。
建設業では、(たとえば竣工検査など)普段の生活で経験できないことが経験できます。歩いている景色のほとんどが建設・建築で出来ていて、出来上がっていくものに携われる達成感が感じることができます。それを楽しいと思う気持ちが大事だと思っています。「人に尋ねずに出来るようになりたい」「新しいことを覚えていきたい」という気持ちが私の原動力になっているので現状に満足せずこれからもチャレンジしていきたいと思っています。
企業名 | 株式会社鍵田組 |
---|---|
WEBサイト | https://kagitagumi.com/ |